すぐに会社を辞め、転職する若者が多かった転職ブームの時代から、転職についての考え方は大きく変わり、転職によるキャリアアップではなくキャリアクライシスに直面している方が大勢います。

林業への転職と「倍率」について

都会の喧騒とは無縁の仕事がしたい、そのような人におすすめの仕事が「林業」です。林業とは、日本の国土の7割以上を占める森林が健全に育っていくように、維持管理をしていく仕事のことです。最低でも50年で1サイクルが完結する非常に息の長い仕事で、樹木を伐採した後苗木を植え、健全な森林に育つように下草刈りや枝打ち、間伐などを行い、最終的に伐採して木材資源として加工するのが大まかな仕事の流れです。林業の現場では近年人手不足と高齢化が懸念されており、20代から30代の若い労働力が求められています。そのため、林業の倍率は低く、門戸の広い職業であるといえます。その分、仕事は大変ハードで危険性も高く、決して気軽に出来る仕事ではありません。ただ、自然相手の仕事のため、前述の通り都会の喧騒とは無縁で、ノルマに追われることもありません。人間関係に関しても、本音でぶつかり合える関係が築けるため、精神的なストレスに悩まされることもないでしょう。さて、林業に転職する際は主に3つのルートがあります。1つ目は、各地の森林組合の現場職員に加わること、2つ目は民間の林業会社に就職すること、3つ目は林業の第三セクターの職員になることです。どのルートで入る場合でも、事前に「体験コース」を受講していくのがおすすめです。各都道府県では森林作業の体験ツアーを実施しており、林業がどのような仕事なのかを肌で感じることが出来ます。給与形態は一般的なサラリーマンと異なり、働いた日数だけ給料がもらえる日給制、あるいは日給月給制を採用しているところが多いようです。1日あたりの日給は1万から1万5千円程度で、その他の条件は職場によって異なります。