転職とキャリアクライシスの実態

すぐに会社を辞め、転職する若者が多かった転職ブームの時代から、転職についての考え方は大きく変わり、転職によるキャリアアップではなくキャリアクライシスに直面している方が大勢います。

転職によるキャリアアップの筈がキャリアクライシスにの画像

転職とキャリアクライシスについて

貴方は、こんな話を見聞きした事は無いでしょうか。
例えば、『単純作業の職場などで、あの人プログラマーをしていたらしい』とか。
零細企業において、『あの人、大手のあの会社に勤めていたらしい』とか。

特に後者は、ヘッドハンティングであれば別ですが、そうで無い限り、かなり失敗した転職例と言えるかも知れません。
このように、順調にキャリアを積んで来た筈の人が、一度や数度の転職を重ねる内に、それまでのキャリアを失うような、人生における重大な局面となる事をキャリアクライシスと呼びます。

多くの人、特に人生について前向きに考える人は、自身の現状に甘んじず、更に良い待遇や、収入を望み、何らかの努力をし、行動を起こす人も居るものです。
会社勤めの人であれば、この手段のひとつが、転職と言う方法であり、この行動には、自身の身辺の変化が起因するものです。
更に、もうひとつの起因となるものに、年齢があります。
年齢による転職の価値の変化を感じている人ほど、30歳になる前に、40歳になる前にと、自身の思うタイムリミットに焦り、十分な準備も無いまま退職をしてしまう場合に、このキャリアクライシスに陥ってしまう事は、良くある事です。

また、退職後の過程を見て行くと、転職に思いがけない月日を要した事で、経済的な余裕が無くなり、非常に短絡的な転職先を選択した事で、失望感から、再度の転職を試みて行く中、以前のキャリアを活かす仕事とは、余りにもかけ離れた転職先に落ち着いてしまうような、自分でも全く予想だにしなかった結果になる事もあるものです。

このように、年齢の節目を過剰に重要視してしまった事が、追い立てられるような気持ちでの退職行動となり、上記で書いたような最悪のシナリオとなる事は、良くあるケースだと認識し、十分な下準備と心構え、更には期限だけを決めて退職行動に走らないよう心得ておくべきでしょう。